【”火花”について、春団治を思う】
公開日:
:
はしやすめ
◆又吉さんが芥川賞を受賞された作品「火花」のドラマがNetflixで放送中
※この記事は”はしやすめ”です。音楽の話は出てきません。全て個人の見解を好き勝手に述べているだけです。ご了承ください。
ここ数週間前から都内で駅のホームやエスカレーターサイド広告で大々的に告知されてて気になってました。
その広告ポスターを見て気に入ったのが「○○すぎる」男/女というコピーライトです。
なお自分はドラマを見てないんですが、本は読みました。「○○すぎる」っていう表現が似合う登場人物がいるんですよね。…ドラマのポスター告知を見てるとキーパーソン全員が全員、○○すぎているみたいですけど
◆○○すぎる男=悲劇しか似合わなくない??
僕の勝手な妄想なんですが○○すぎる人って冷静に考えて、そんなのやめたらいいのにっていう滑稽さが常に付きまとってるんですよね。
でもやめられない理由がそれぞれにあって、結末としては美しい悲劇が待っているって感じがする。
僕の大学時代の後輩にも芸人目指しているやついますけど(ようやく最近TVに出演できたそうですが)、こういう若手芸人による物語って、超ハッピーエンドでは絶対終わんないですよね。(後輩はハッピーになってほしいけども…というのはおいといて)
作品に仕上げる以上ドラマチックな内容にしないと見る側が満足できないし、主人公も周りのライバルも全員売れてみんな冠番組持って、異性にモテまくるっていうストーリーだとどうしても真実味に欠ける。その結果悲劇的な内容にせざるを得ないんじゃないかな。
◆でも○○すぎる人=昔の芸人さんのタイプですよね
ダウンタウンの松本人志さんが過去にラジオで、「噺家の桂春団治さんのようなタイプが最近出なくなった」という内容の話をおっしゃってました。
桂春団治さんの情報は:wikiなんで100%正しいとはいえないかもですが、借金×女遊び×酒乱…つまり生き方まで全てがネタ話になっちゃう破天荒な人
┗例えば年下の噺家が売れてきたのを妬んで、夜中に襲ったら実は自分の師匠だったので、そこから逃げ回ったのだとか
そう思い返すと、又吉さんの本に出てくる○○すぎる登場人物は春団治タイプの芸人です。今はあまり見かけない生き様が芸になる人なので、物語にはうってつけですよね。
◆最後に
この作品を見た本当の若手芸人さんは何を思うんだろうかと、考えてしまいます。破天荒って言葉は今風に言うと「むちゃくちゃ」な人って感じなのかなと思いますが、そういう芸人さんっているんですかね?いたらどなたか教えてください。大阪あたりにいるのかな?ファンになっちゃうかも。
でも思うんですよね。近年巷をにぎわしているモンスターペアレントって無茶苦茶な人が多いじゃないですか、ひょっとしたらそっちに現代の春団治さんが潜んでるやもしれませんねw
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